MACDとシグナルの交差を売買シグナルと捉えてトレードをした場合、結果としてプラス収支となりました。
では、どの時期にプラスで、どの時期にマイナスだったのかを見てみましょう。
下図の薄い赤で着色した部分がマイナス収支になった期間です。
※上図は、外為どっとコムリアルチャートに加筆したものです。
MACDは、相場の流れが変わったところで売買するので一見、順張りに見えますが、もっと大きな視点で見た場合、トレンドに逆らって売買することが多々あることが分かります。つまり、逆張りをしているのです。
赤丸で囲んだ位置のように、トレンドが転換する位置を見出す分析力は優れていますが、全体的に見た場合、ダマシも多くてMACD単独での使用はリスクを伴います。確かに、ツボにはまれば、より大きな差益を取ることが出来ますが、注意が必要です。
また、値動きの小さいもみ合い相場や、小刻みに振幅しながらの上昇および下降トレンドではダマシが多くなるので、シグナルを安易に信じるのは禁物であることが、分かります。
加えて、なだらかなトレンドの中では、ちょっとして振幅にも敏感に反応し、簡単にゴールデンクロス、デッドクロスが発生しますので注意が必要です。こういったときは、MACDとシグナルの交差角が緩いので注意してください。
つまり、こういったMACDのデメリットをしっかり抑えれば、リスクは多少なりとも低減できるのではないかと思われます。
では次に、ユーロ円の過去の為替チャートをもとにMACDの有効性を検証してみます。
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0.3銭 | 0.6銭 | 1.1銭 | 0.7銭 | 0.5Pips | 1.2Pips |
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