75日移動平均線の検証 ユーロ円

ユーロ円と75日移動平均線

 前頁では75日移動平均線を活用した売買ルールに基づくFXトレードが有効かどうか、米ドル円で検証してみました。ここでは、ユーロ円の05年6月〜08年5月の3年分のデータをもとに、有効性を検証してみます。

  ユーロ円と75日移動平均線(05/06〜08/05)

※上図は、外為どっとコムリアルチャートに加筆したものです。

番号 注文日 為替レート 売 買 決済日 為替レート 収益結果(円)
@ 05/12/28 138.87 L 06/01/09 139.13 +0.26
A 06/01/18 139.79 L 06/02/14 140.11 +0.32
B 06/05/19 142.33 L 07/03/02 155.07 +12.74
C 07/03/20 156.33 L 07/07/24 163.14 +6.81
D 07/08/09 165.18 L 07/08/09 163.68 -1.50
E 08/02/29 160.08 S 08/04/02 158.99 +1.09
【結 果】
トレード回数 6回
勝敗 5勝1敗
勝率 0.833
損益 +19.72円

 結果として、19.72円という大きなプラスをもたらしてくれましたが、勝因は05年6月から07年7月までの間の大きく上昇する大相場があったことは誰の目にも明らかですね。
 米ドル円とあわせて、3年間で27.08円、平均すると1年間で約9円。欲を言えば、もっとプラスの差益を取りたいところです。
 とはいえ、トレンドに乗って順張りをする、この手法は勝率も高く、リスクが小さいということが判明しました。

 ちなみに、上表の様子見1、様子見2の期間は、相場に明確な方向感がなくなったのでトレードをしません。
 Bの仕掛け位置では、サポートラインが赤の実線から青の破線に切り上がり、ここに達せずに上昇したためポジションを建てると判断します。同様に、Fの位置では75日移動平均線が上昇し始めたこと、青の破線で示したサポートラインに達せずに上昇したことからポジションを建てると判断します。Fについては結果が出ていないので、表には載せませんが75日移動平均線を活用した場合は仕掛け位置となります。

 では、次に同じトレンド系ともオシレーター系とも言われるテクニカル分析、MACDを活用したトレードについて解説します

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