第二次世界大戦前までは基軸通貨だったポンド。戦後は米ドルが基軸通貨の中心となり、現在ではユーロもその座へと浮上しつつあります。
こう書くと英ポンドが影を潜めたようにも見えますが、イギリスの首都ロンドンには世界をまたにかける企業が多数集まっており、今でもヨーロッパにおけるビジネスの重要な拠点であるといえます。基軸通貨の座は譲りましたが、ロンドン市場は世界一の通貨取扱高を誇ります。このため、FXでは為替相場の動向を予測する上で、ロンドン市場の動きは軽視できません。
英ポンドは、非常に値動きが荒い通貨で、1日に対円で3円以上動くことは珍しくありません。ときには1日に5円以上上昇、下落することもあります。このため、デイトレードに適しています。長期的にみても大きな変動をしています。スワップ金利で稼ぐことも狙える通貨ですが、上昇トレンドにうまく乗らないと、大きな差損を伴う危険があるので、注意が必要です。
どちらかというと、英ポンドは為替差益を狙った投資家が多い通貨で、値動きが荒いために、大きな利益を上げることができる一方、大きな差損を被る恐れもありますので、FX初心者は手を出さないほうが賢明でしょう。
【参考資料】 過去5年間のポンド・円の為替チャート
※図をクリックすると拡大します
※上図はセントラル短資FXから引用
参考として英ポンド/円(GBP/JPY)をテクニカル分析で見てみましょう。
※上図は外為どっとコムFXステージのチャートから一部を切り抜きしたものです。
ほとんどハッキリした方向感が出ていないポンド/円。131円台で買い、134円以上で売りという作戦でこまめに利食いするという手もありますが、ポンド円にしてはあまりにも値動きが乏しいため、様子見とします。【7月11日】
為替差益を積極的に狙うならスプレッドの狭いFX会社を選ぶのが最善ですが、スワップ金利も高いなら言うことなしだと思いませんか?
確かにスワップはオマケのような存在ですが、デイトレ主体のトレードではない限り、スワップ金利が高い会社を選択して損など無いのです。
ここで紹介するDMM.com証券の【DMM FX】はH21年9月調査時点で業界No.1のスワップ、スプレッドはドル円で0〜0.6pips、ユーロ円で0.6〜1.1pips、ポンド円で1.2〜1.7pipsと驚愕の狭さを誇ります。完全信託保全も導入し、資産の預け入れ先としても安心!
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